いつもお世話になっているお寺があるのですが、そこでのエピソードです・・・
全体でのお参りのあと、檀家一同で食事をする席があるのです。
そこには、老若男女問わず、沢山の皆さんとの交流の場なのです。
お寺の席ですから、職業や年齢、家族構成などもわからぬまま、
単にそこの檀家であるというつながりだけで、
会話を探り探り行っていかなければならないという、コミュニケーション術の技の極意です。
ただ、会話の中心人物となるTさんという長老の男性がひとりいて、
そのTさんが軸となって話がはずみます。
しかし、かなりのご高齢で現在はたぶん無職・・・
会話の内容は、戦争の話や、兵隊時代の話なもんで、口なんて挟めません。
ワタシはただひたすら聞き役に徹するのみ。
すると、長老Tさんは、ワタシに興味を持ったらしく、いきなりですよ?!
「あんた、仕事は何?」と聞いてくるんです。
「・・・・司会業です。」と答えるワタシ。
「ほう、そんなら話は上手に違いない。なんか、しゃべってみんね!」
ひえーーー。そんなぁ。無茶振りもいいとこです!!
しゃべるって、何をですか?漫談でもやれと?
ひるむワタシをよそに、好奇で大注目の高齢者たち。
仕方がないので、自己紹介をやりました。
とほほ・・・
そんなことしかできない自分がとても悔しくて、
ああ、こんなことに対応できるネタもないのか・・・と、ズドーンと落ち込みました。
今後、「しゃべってみんね!」と言われて、即対応できる技術を身につけよう!!
と、燃えているのでした。まだまだ修業が足りません。
火をつけてくれた長老Tさんに、感謝?!(^^;